就職者インタビュー

テンプスタッフフォーラム株式会社エコワーク 小池さん
テンプスタッフフォーラム株式会社エコワーク
小池 さん

私は、一般枠と障がい枠のどちらも就労経験がありましたが、自分の納得のいく仕事や職場環境に巡り合えず、らぼらほを利用することにしました。

元々おしゃべり好きでしたが、トレーニングを通じて男女分け隔てなくコミュニケーションを取れるようになったと感じています。就職した今では、上司から「小池さんがいると周りが明るくなる」「コミュニケーションが上手だから職場の人間関係が円滑」と評価していただいているので、トレーニングの成果が活かされていると感じます。仕事は、周りの方との連携と協力が欠かせません。そして、仕事を続けていくには職場の人間関係が大切だと実感しています。どんな働き方をするにしても、人との関りは避けて通れないので、トレーニングをする段階から、周囲との連携や協力しあうことに慣れておくことが大切だと思います。

現在、ミニカー・アクセサリー・ブロック等の封入と検品の仕事をしています。私は、手先が不器用で、梱包作業は向いていないと思っていましたが、就職前の実習で「意外とできる」と新たな発見がありました。先入観や思い込みにとらわれず、実際にやってみて「苦手ではなかった」と気付けたことは大きかったです。

自己理解を深めることは、働く上で大切なことだと思います。自身の特性や配慮してほしいところを、正確に企業へ伝えることで長く働ける可能性が広がるのではないかと思います。

テンプスタッフフォーラム株式会社エコワーク 小野 さん
テンプスタッフフォーラム株式会社エコワーク
小野 さん

私は、就労継続支援A型事業所に通った経験もありましたが、色んなスキルや一般常識を身につけてから一般企業の障がい者枠での就職を目指したいと思い、就労移行支援事業所を探していたところ、らぼらほを見つけました。

うまくいかないことがあったときは素直に報告し、反省・改善できるということもコミュニケーションスキルのひとつで、「自分の言葉で伝える」ことが働くうえで大切だと思っています。アプローチが苦手な人もいると思いますが、私はあえてやらなければならない環境や状況をつくり、ゲーム感覚でいろいろ試しながらトレーニングしました。大事なことを大事な人に伝えることで信頼関係が築けて仕事がしやすくなります。

現在は、エコワークでリーダー的役割を任されています。リーダーとは言っても、同僚の皆さんとはフラットな関係で、協力しながら働きやすい環境づくりをしています。「感謝を伝え合う」ことを大切にしてより良い仕事環境をつくっていきたいです。

こちらの会社では、働くための適切な配慮をしていただき感謝しています。その代わりに私は「仕事へ行く」ことを生活の中心に置き、そのために何が必要なのかを日々考えています。一時的ではなくこれからも継続して働き、社会生活を送っていきたいです。

福田道路株式会社 深見 さん
福田道路株式会社
深見 さん

らぼらほへは「やるだけやってみよう!」という気持ちで通所を決めました。

生きづらさや社会と馴染めない感覚は以前から感じていましたが、トレーニングを続けていくうちに障がい者雇用が自身に合っていると思いました。

らぼらほでのトレーニングでは、コミュニケーションや仕事に対する適切な力の入れ方を学びました。特性的にも性格的にもコミュニケーションが苦手でしたが、意識的に講座中に発言したり、セクションワークでほかのメンバーと連携したり、「せっかくだから頑張ろう!」と思って取り組みました。チャレンジがうまくいかないこともありましたが、「やるだけやったからいいや!」と思うようにすることで、「目の前のことをきちんとやろう」という気持ちになっていきました。目の前のことをひとつずつクリアしていくと、今まで苦手で重たく感じていたコミュニケーションは「そんなに力を入れなくてもいい」とか「全力でやらなくてもいい」って思えるようになりました。

「目の前にあることをきちんとやる」中で、自分にできること・できないことを見極め、そこで気付いた長所は伸ばす!短所は対策を立てる! 基本的なことですが、これを確実に実践することで就職に繋がると感じました。

福田道路株式会社 渡邊 さん
福田道路株式会社
渡邊 さん

就労移行支援という障がい者向けのサービスがある、ということを担当医から伺い、区役所から色々資料をいただき見学に行った中のひとつにらぼらほはありました。私服の利用者が多く、フランクな雰囲気で自分に合っていると思い通所を決めました。

就職までに多くの企業実習を行いました。応募しても採用されずうまくいかないことが続いた時期もありましたが、それを引きずることなく次へ活かせるようにトレーニングを続けました。その中で、「障がいを持っているからしょうがない」ではなく、周りに負けないように頑張ることの大切さに気付くことができました。私は、元々積極的な性格ではなく、周囲の雰囲気に飲まれるタイプでしたが、スタッフさんが様々な場面で私自身を認めてくれたおかげで、自分の可能性を最後まで信じることができて、諦めずに就職まで結びつけることができました。

働いてみて実感することは、コミュニケーションと体力が大切だということです。らぼらほ通所以前は、コミュニケーションに苦手意識がありましたが、通所をきっかけに、コミュニケーションを取らなければいけない環境に身を置くことで「自分から話しかけること」「大きな声で挨拶すること」ができるようになりました。挨拶は就職先でも褒めていただき、私のセールスポイントになりました。また、体力にも自信がなかったため、通所日数は少ないところからスタートし、無理なく徐々に通所日数を増やしていくことで、着実にフルタイムで働ける心身のコンディション作りをすることができました。

障がいを持っていても、私のようにフルタイムで働くことができます。そのためには、トレーニングを通じ、コミュニケーションスキルを身につけ、体力もつけていくことが、社会人としていろいろな人の役に立てる第一歩ではないかと思います。

全国共済農業協同組合連合会 新潟本部 青海 さん
全国共済農業協同組合連合会 新潟本部
青海 さん

学生時代にらぼらほで実習をして、将来ブラインドタッチができるようになって、事務関係のお仕事に就きたいと思ったことが通所を始めたきっかけです。

私は聴覚障害を持っていて、初めはみんなとうまくコミュニケーションが取れなかったり、グループワークに上手に入れなかったりして「らぼらほに行きたくないなぁ」と思っていたこともありましたが、職員さんとの面談やトレーニングで、自分の聴こえる範囲や、ほかの人との上手な距離感の取り方を知ることができて、コミュニケーションの幅が広がり、自信を付けることができました。みんなで昼食を食べながら、趣味の話をしたことが一番の楽しかった思い出です。

今の会社へは、トライアル雇用を経て入社しました。この期間に、私のことを良く知ってもらい、専用のマニュアルを用意していただき、働きやすい環境を整えていただきました。らぼらほでの経験を活かして、積極的にコミュニケーションを取って業務がスムーズにいくように心掛けています。同期の仲間がいるのも心強いです。今は、マスクで相手の口の動きが読み取れないので苦労していますが、その分相手の顔や表情を良く見て話を聞けるようになりました。これからは、後輩もできて上手に教えられるか心配ですが、自信を持って頑張りたいです。